ペレポスト 地植え10年目の姿。
この体を持続させるエネルギーは、ラン菌がペレポストから調達したものと、
光合成で作ったものとで賄っている。

ドーピング栽培では・・・こういう姿には絶対ならない。
皆さん絶句!
ドーピング栽培理論と真逆の栽培で、こういう姿になることが、
信じられない・・・これまでの経験がご破算になる!
でも・・・・ランから見れば当たり前のこと。

タネも仕掛けも・・・無い!

 必要な資材

     
      ペレポスト 2号 ゴールド  (生 熟成)
      ペレポスト源液 (SUGOI-ne 源液)
      生油粕 (ペレポスト肥料)
      Neo-マモール
      不織布
      紫外線カットフィルム

    必ず2年ごとに植え替えすること。
    2年で植え替えする場合は、ラン菌がペレポスト内の
    リン酸、カリを供給するので、
    リン酸、カリは与えなくとも素晴らしい生育をします。
    窒素は・・・油粕、ペレポスト源液で十分。

 ペレポスト栽培法は、ラン自生地を再現した栽培法である。
 ドーピングをしないでも、上写真のような素晴らしい株になる。
 このエネルギー充満の株のようにはドーピング栽培では作れない。
 つまり、日本の平地では・・・夏高温すぎて「夏バテ」するからである。
 上写真のような株にするには・・・ペレポスト栽培、または・・・冷涼地に避暑させる二つである。
 避暑出来ない場合は、どんな栄養剤、肥料、その他をドーピングさせても無意味でダメである。
 藁をもすがる気持ちはわからないではないが・・・ダメなものはダメである。

 ランつくりのの多くの皆さんは、一年草とランのような「多年草」を混同して解釈しているようである。
 ランのような多年草の場合は、必ず翌年のために「貯蔵」する!
 この貯蔵の中には澱粉などの他に・・・窒素までしてしまう。
 ランの根も・・・多くの肥料をドーピングさせた栽培では、過剰吸収する。
 ラン栽培では、イネ作りのように、面積当たりの標準施肥量が確定していない。
 イネでも過剰に肥料を与えれば・・・イモチ病で収穫皆無までになる。
 こういうことは農業ならイロハである。
 一年草のイネでは、収穫皆無までなるのであるが、
 多年草のランの場合は、バルブ等に過剰分は貯蔵するので・・・適量なのか、過剰なのかわからない。
 つまり・・・デタラメな肥料ドーピング栽培である。
 職人技栽培。 でも多くの原種で・・・全然わかっていない手探り状態。
 こういうレベルだから・・・蘭展で賞を獲ると・・・・技能競技会でのGMとなるのであるが・・・。
 それが・・・たまたまマグレなのか・・・・毎年、他の人も出来る技術なのかも不明。
 トマト、キュウリ、ナスのように、栄養生長と生殖生長を同時に並行して行う植物の場合は、
 肥料切れも、肥料過剰も・・・1週間後には葉等に現れるから、直ぐにわかるが、
 エビネのように春に出した葉だけで秋まで光合成するようなランでは、
 次々に葉が出ないから、全然わからない。 
 シンビジュームの場合は、春にフラスコから出した場合は、翌年の9月まで次々に葉を多くする。
 この姿は・・・ちょうどイネ、トウモロコシの生長と同じである。
 バルブを形成するまでの期間が・・・非常に勉強になる。
 だから、ラン作りは「シンビに始まって、シンビに終わる」という諺がある。
 日本のラン界は、先生方はこういうことを教えないものだから・・・
 初心者は全然肥料の与え方が解らないまま・・・病気でダメにする。
 シンビの幼苗の生長と葉の分化と肥料の関係。
 こういうランで肥料の効き具合を覚えると・・・大きな失敗はないが、
 いきなり・・・最初からエビネのようなランを作ると、全然わからないまま肥料を与えてしまう。 
 宇井 清太はシンビジュームを作って55年であるが、
 他のラン等無造作に作れる。
 一年も作ると・・・出来るようになる。
 温度の違いで・・・湿度は・・・プロトコームが生きられる湿度であれば、 ほとんど作れる。 
 ペレポスト栽培であれば、ドーピングは実用ないから作れる。
 つまり、ランの中で、シンビジュームのフラスコ出しから約500日間が、
 もっとも環境、肥料に敏感だから、それを身に着けた人からすると、
 他のランは・・・非常に鈍感。
 鋭敏な感性でなくても作れる!
 ラン界では・・・シンビジュームが一番鈍感と思われているが・・・・。
 シンビのフラスコ出しから500日。
 この期間の育苗感性・・・ほとんどのラン栽培に適応できる感性である。
 現在は、この期間の育苗はメリクロン業者が行って・・・いる。
 シンビの鉢物が多くの人がやれるのは、この500日をしなくとも良いからである。
  
 趣味の人が大株から始めるから、感性が磨くこともなくラン歴だけが重なる。
 こういう人がペレポスト栽培すると大失敗する。
 ドーピングで作ってドーピングで失敗する。
 「ラン菌」など念頭にない!
 ランの原理原則、根本を削除して・・・基本がな「砂上の楼閣」栽培である。
 ランのような多年草植物は・・・10年平均して上作でなければ・・・名人とは言わない。
 一発芸人では・・・何ともならない。

 つまり、蘭展で最高賞とった株なら、
 翌年の蘭展に「招待鉢」「前年最高賞参考鉢」としてひな壇に展示すれば良い。
 そうすれば・・・ラン栽培の多年草の本質が・・・多くの人に解っていただける。
 盆栽も・・・樹木は多年草である。
 盆栽なら・・・未来の何10年も同じ姿を持続させる。なん100年も・・・。
 ランは草本であるが・・・持続する進化をした植物である。
 翌年も・・・素晴らしい容姿と美貌。
 美魔女コンテスト。
 ドーピングでは持続できないということ。
 ペレポストなら出来る。
 美魔女も・・・腸内フローラと共生している。
 ランもラン菌と共生している。
 もっとも進化した動物も植物も・・・菌と共生して生きているのである。
 面白い!

 スポーツ界も、ランの世界も、向上心と優越感と達成感と名誉欲が、
 ドーピングをさせることになる。
 選手寿命を、株寿命を・・・短くしても。
ペレポスト 地植え栽培。  ペレポスト以外の用土では地植え継続は出来ない。
無肥料栽培。
この栽培成功で宇井 清太は世界の頂点に立つた。

この健康なエネンルギーに満ちた花。
肥料で侵された花は・・・こういう雄大な花容には咲かない。
花一輪の「重量」が・・・まるで違う。、
本当の花・・・とは、こういう花である。
ペレポスト以外では、こういう花は作れない!

これこそ・・・ヒマラヤに咲く・・・ランである。
デンドロは特に素晴らしい生育と花付きになる。
直射日光大好きになる。
無造作に作れる!
 
年中オシボリの湿度。カラから感想など・・全然カンケイなし。
第一リン酸カリなどを与えるのは・・・ドーピング!
問題は・・・茎の中の炭素率。
デンドロのノビル系は・・・バックバルブに花芽が出来て咲く。
葉のある茎に花を咲かせるのは・・・とんでもない栽培である。
こういう鉢を売って・・・デンドロが隆盛するのか????
デンドロは・・・一年草。
ここまでやれば・・・・「伸びしろ」はない。
最後の「アガキ」である。

ドーピングのデンドロは・・・極端に「花もちが悪い」!
水と肥料に騙された・・・花だからである!
2015年11月。
 衝撃的なニュースが飛び込んできた。
 ロシアのスポーツ界のドーピング汚染である。
 オリンピックに出場できない事態もありうる・・・・
 人間は・・・こういうことまでしても「メダル」が欲しい。
 
 
 このドーピングというのを植物、ラン栽培に当てはめれば、肥料浸け栽培である。 
 より早く・・・より大きく・・・より多く・・・。
 ラン栽培200年の歴史は、ラン菌削除の用土で植えて、
 肥料をドーピングさせて、目的を手にした。
 そのあげく、スポーツのドーピングが身体を蝕んで、生命を脅かしたように、
 ランの身体を蝕んで病気を誘発させてきた。
 
 このラン菌による(木材腐朽菌)炭素循環栽培法は、このドーピング栽培法から、
 ラン本来のラン菌と共生した栽培を行うものである。
 ランが消費する方向で普及し、ほんとのラン作りの楽しさを普及できなかったのは、
 肥料ドーピング栽培に、その原因があったと宇井 清太は思っている。
 ラン科植物26000は全て多年草植物である。
 自生地では・・・永年にわたって生き続ける植物である。
 すぐ根が腐る植物ではない。
 簡単に枯れる植物ではない。
 肥料ドーピング栽培では・・・簡単に根腐れが起き、枯れる。
 これでは、ランを楽しむどころか、苦痛の・・・損した・・・気持ちになる。
 そういうことで、素晴らしいランの花を見たい人が・・・次々に挫折して行く。
 どうせ作れないなら・・・使い捨て。
 そういうことで・・・どんどん市場価格が下落した。
 プロは絶滅危惧種みたいなもの。
 多年草のランを・・・一年草のような姿で・・・・どうにか寄せ植えで経営している状況。
 こういう姿は、ラン界の断末魔とみることもできる。
 なぜなら、ランの生態まで変えての市場戦略には・・・「伸びしろ」が無いからである。
 伸びしろがないということは・・・未来に新たな領域が残っていないことを示す。
 肥料ドーピングラン栽培の終焉である。


 そういう中で、ペレポスト栽培で素晴らしい蘭人生を楽しんでいる人達がいる。
 ラン菌による炭素循環栽培法を会得した人たちである。
 ラン科植物26000のほとんどがペレポストで作れる。
 栽培困難であった葉の持たない「腐生ラン」も作れることが解った。
 つまり、ペレポストも、ラン菌による炭素循環栽培法にも、
 大きな「伸びしろ」・・・・ラン未来が広がっている。
 栽培を研究するという・・楽しい未来があるということである。

 現在の肥料ドーピング栽培には、
 悲しいことに、今後何十年作っても現在より進歩がない。
 新しいラン未来を拓くことが出来ない。
 ものすごい原種の新発見も・・・ないだろう・・・。
 花の審査も・・・・大同小異に・・・あれこれ。
 遺伝子が支配する世界は・・・優れた遺伝子が無ければ・・・生まれない。
 肥料ドーピング栽培には、結局「枯れるラン」を前提にした構図しかない。
 それなら、ランでなくとも・・・草花でもイイ・・・ということになる。
 事実、NHKの趣味の園芸では・・・
 保存ビン寄せ植えに・・・他の植物と一緒に・・・セッコクまで・・・同居。
 セッコクが枯れたら・・・これ部品だから・・・別な植物で代えれば・・・楽しめる!
 宇井 清太には・・・何が何だかわからない。
 こういうのを、新しい園芸というのだろうか?
 園芸の最後の「あがき」。
 こういう園芸講座を拝見すると・・・・この先に・・・どんな未来があるか・・・と考えてしまう。
 ここまで・・・・ヤルカ!
 
 

 ペレポストで・・・
 植物が喜ぶ栽培を行って頂きたい。
 
    
      

kouza4at














































































































































































































































































































































































HOME                 BACK
 ドーピング ラン栽培をしないこと 


                          
       ラン菌削除と肥料漬け栽培